スピーカー工作・準備編 では実際の作業を見てみましょう。 組み立てるスピーカーはバックロードホーンです。 ・・・でもその前に、ちょっと準備が必要です! 今回の工作に使用するユニットには、 あえて取り付けが難しいユニットを選んでみました。 ユニットはFOSTEX社の6N−FE88ESです。 選んだ理由は以下の通りです。 ☆バッフル穴寸法とマグネットの外形寸法がほぼ同じで、取り付けが困難 ☆バッフル穴とユニット取り付け用のネジ穴との隙間が狭く、加工が困難 ☆マグネットが大きいため、バッフル穴には配線用の隙間が必要 ☆マグネットが大きいため、厚みのある板をバッフルに使うと、 マグネットと板の隙間が極端に狭くなる ☆ツメ付きナットを使用する際、ナットの加工が必要 (このように、非常に使いづらいユニットですので、 ほんの少しだけコツが必要になるのです。) *(右)まんりきに、挟みます *(右)完成。どうしてわざわざ削るのか?それはあとのお楽しみ。 *(左)円切りカッターです。0.5mm厚の透明のプラスチックシートを、バッフル穴と同じ寸法に切り出し、型を作ります。 *(左)カットされた合板を、木目に合わせて並べます。スピーカーは2本一組で作る場合がほとんどなので、同じパーツが二つあります。カットの精度が完璧であれば同じ列以外のパーツの組み合わせでもよいのですが、実際には0コンマ数ミリという誤差は必ずあります。出来るだけ少ない誤差で組み立てるために、同じ列のパーツどうしを組にする方が良いのです。 |