スピーカー工作・組み立て編 〜一つのスピーカーが完成するまでの流れを見てみましょう〜
* (左)バッフル(縦)のセンターに印を付けます。更に配線用の凹部分(メーカーでは、センターを3mm削るように指定していますが、6N-FE88ESにファストン端子を使う場合は、6mm削ります。)を書き込みます。この時、写真のように、サシガネに木を添えると線が引きやすくなります。線を引き終えたら、凹の部分を線に沿って、カッターで切り身を入れておきます。こうすれば、ヤスリで削った時に、板がむやみに剥がれません。
*(左)紙やすりを適当な棒に巻きつけます。
*(左)ユニットがバッフル穴に通るようになった後、残りのネジ穴のマーキングを済ませます。そしてマーキングの箇所にツメ付きナットを埋め込むための穴(6mm)を、卓上ボール盤で正確に開けます。(垂直に開けることが大事)この時バッフル板の下に、もう一枚不要な板を密着するようにひいてください。反対側もきれいに仕上がります。 *(左)バッフルの裏からツメ付きナットを打ち込んだ後、半丸ヤスリでRを付けます。写真でお解りの通り、ナットのツメを一つ削り取らなければ、バッフル穴に、はみ出してしまうのです。
*(左)少し写真が見難いですが、板にはターミナルの取り付け位置及び穴の寸法(穴の位置、寸法は取り付けるターミナルの種類によって異なります。)と、他の板との接着位置が記されています。組み立ての前に必ず記入します。
*(左)木工用ボンドを適量付け、両サイドの板(余りの木)で整えながら、圧着します。
*(左)同様に各パーツを圧着していきます。ちなみに私は釘を使いません。
*(左)どんどん接着していきましょう。
*(左)いよいよハタガネの登場です。まず、スピーカーを寝かせた状態で、天板と底板を挟み、軽く締め付けます。挟む場所は、バッフル板と天板と側板が接している箇所です。更に側板同士を挟み込み、きちっと角を合わせて締め付けます。一度目はボンドで板が滑って、きちっと角が合わないと思いますので、角が合うまで調整します。釘を打つ場合は天板と底板を挟んでいるハタガネをはずしてから打ち込むとよいでしょう。スピーカーの後方も同様にします。
*(右)側板の接着の間に、端子盤に6mmの穴をあけます(使用するターミナルによります)。
*(左)ターミナルを分解したところ。
*(左)端子盤にターミナルを装着します。
*(左)完成した箱に、ターミナルを装着します。 |